プーと大人になれない僕

ドラマチックな出会いを果たしたロボット掃除機。

到着日に早速使ってみた。

思ってたよりでかい。
でもまあこんなもんか。

思ってたよりしっかり掃除機の音がする。

実家にいた頃、自分の部屋にいて、リビングから聞こえてくる掃除機の音が徐々に廊下に近づいてき、
「うわぁ…掃除機がけ変わらないとなぁ…聞こえないフリしようかな。でも怒られるかぁ。。。」
と憂鬱になったあの感覚。

風呂に入りながらロボット掃除機を稼働していて、ロボット掃除機が風呂場に近づいてくると
あの感覚を思い出し、ゾワっとなる。

記憶って思わぬことに紐づいてるもんだね。


もっとも重要な吸引力も○

もともと持っていた掃除機に対しては、敵ながらあっぱれの根性を見せていた毛たちも彼の前になす術なし。

これで2万円かと感心しっきりである。


そしてなんと言ってもかわいい。

なんでしょう。このなんとも言えない可愛さは。

僕はペットを買ったことがないが、ペットってこんな感じの愛おしさなんだろな。

しかし、ペットはどちらかといえば散らかす方に長けた存在。
対する彼は、片付けに長けた存在である。

君の勝ちだ!!!ロボット掃除機!

我ながら現金な性格である。


中にはロボット掃除機に名前をつける人もいるそうだ。



わかる。



というか僕も名前をつけた。

「プー」だ。

ディズニーアニメでお馴染みの『くまのプーさん』からとった。

くまのプーさんはおバカさん。

僕のプーさんもおバカさん。



「このゴミだぁ~いすき」



ハチミツばりに凄まじい吸引への執着心。

とにかく床にあるものはなんでも吸い取ろうとする。

コードからゴミ袋からなんでも吸いにかかる。

ゴミ袋や衣類を吸っては断末魔をあげる。

コードなんか自分のボディに絡み付けて遠くに行こうとするため、「切れちゃう切れちゃう!」と大騒ぎ。



もー。プーのおバカさん。



クリストファー・ロビンになりきり、僕は彼をコードから引き離す。


おバカさんなプーのおかげで部屋は片付いた状態がキープされるようになった。

床に物が置かれることはなく、
コードたちも端に束ねられ、プーが巻き付くことはなくなった。


しかし、工夫だけじゃどうにもならない問題が1つあった。

プーがテレビに猛タックルを繰り出すのである。

一心不乱にガンガンやる。

おそらく彼にはテレビが蜂の巣に見えてる。


よし、テレビ台を買おう。


次回、みつおテレビ台を買う。
(正直、おもしろく書く自信ない)


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